急性アルコール中毒とは、多量のアルコールを短時間に摂取することによって生じる、生命に危険を及ぼす状態のことを指します。
しかしながら、「多量のアルコール」といっても、危険に至る量は、人それぞれです。
飲んだ量によって、危険性の少ない酔いか、急性アルコール中毒なのかを判断することはできません。
この記事では、飲酒中にどのような症状がでると危険なのかについて調べました。
アルコール中毒の症状は、摂取したアルコールの量や、個人の体質などによって異なります。
ですが、一般的には以下のような症状が現れます。
- 呼吸が浅くなる
- 心拍数が遅くなる
- 意識レベルの低下や、意識を失う
- 錯乱や幻覚、嘔吐などの神経症状
- 体温が下がる
お酒を飲んで、ほどよい酔いの状態では、心拍数や体温は上昇傾向になりますよね。
ですが、アルコールの影響が強すぎると、脳を麻痺させます。
呼吸中枢が麻痺すると、呼吸が浅くなったり、弱くなったりするのですね。
また、翌日「記憶がない」といった状態になるのは、記憶中枢が麻痺していたからです。
「酔い」は、血液中のアルコールが脳までとどき、影響を及ぼすために起こります。
病院に搬送されるほどではなくても、記憶を失ったり、まっすぐ歩けなくなるというほどに酔うことも避けたいですね。
また、
- 無意識状態で喉に詰まった吐物や舌が喉に詰まることによる窒息
- 前後不覚になって転倒し、大きなケガをする
といった二次被害も容易に想定できます。
急性アルコール中毒は、医療的な介入が必要となる緊急事態です。
中毒症状があらわれた場合は、直ちに救急車を呼ぶか、最寄りの医療機関を受診する必要があります。
最悪の場合、深刻な後遺症が残るケースもあるようです。
自分の適量や体調を自覚して、楽しいお酒になるようにしましょう。
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